神奈川県自然環境保全センターは、令和7年春のスギ・ヒノキ花粉飛散量を予測するため、県内のスギ林30箇所、ヒノキ林40箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を行い、結果を記者発表しています。それによると、スギ林30箇所の着花点数の平均値は67.3点です。この値は、昨年の46.1点、28年間の平均46.6点をいずれも上回り、過去5番目に高い値です。
一方、ヒノキ林40箇所の着花点数の平均値は47.7点となりました。この値は、昨年の53.4点を下回り、13年間の平均46.0点に近い値です。 今回の調査結果から、令和7年春の花粉飛散量は、スギは例年よりも多く、ヒノキは例年並みと同センターは予測しています。 日本気象協会は、関東甲信越の花粉量は前年比で160%、例年比で130%と予測しています。 ウェザーニュースによると、関東・山梨の花粉量は前年の142%、平年の155%となる予想で、特に北部を中心に前年の反動で飛散量が多くなる見込みです。
いずれの組織も、例年に比べて花粉の飛散量が多くなると予想しています。早めの対策をお勧めします。